埼玉県民高校受験のツボ

どっしり構えて乗り越えるためのツボ

埼玉県の高校受験システムの流れと対策、費用を詳しく解説

お金持ちじゃなくても敢えて私立高校を選択するワケがある

”私立=学費が高い”というイメージは確かにその通り、間違っていません。授業料だけでなく入学金、制服代、設備費、修学旅行費用…何もかもが高いです。その費用一覧を見ると我が家のような庶民はクラクラと目眩がするほど(笑)

しか~し!それでも敢えて私立を選択する家庭が、埼玉県には多いのです。とても不思議だけど理由を聞けば納得(?)の裏事情についてご紹介します。

大学受験を視野に入れると見え方が変わる

さて。タイトルの通り、お金持ちじゃなくても敢えて私立高校を選択するワケがあります。その理由とは…

まず、埼玉県は私立高校に通う場合の補助金制度が非常に有難いことになっています。聞くところによると全国で4位なんだとか!

高校受験を乗り越えたらそこがゴールではありません。私たちの頃とは違って、今や大学進学が当たり前のようになっている時代。敢えて就職や専門学校などを希望しない限り、目的のあるなしに関わらず「とりあえず次は大学」という時代です。

厳しい大学受験戦争の時代を経験した四半世紀前とは打って変わって、今や選ばなければ&お金さえ出せば、どこかしら行ける大学はある…いわゆる「Fラン」(Free)などと揶揄される大学も数多くありますから、とにかく大学生になりたいだけなら普通ランク程度の公立高校でのほほ~んと過ごしても問題ないのかもしれません。

しかし、いい大学に入りたい!現役合格したい!将来の夢を実現するために〇〇大学へ!○○学部へ! …という目的意識があるならば、高校受験の時点で大学受験を視野に入れた進路選択をしておくのが賢明でしょう。

中学校の3年間があっという間だったのと同じように、高校の3年間もあっという間に過ぎてしまいます。いざ大学受験が見えてきたときに後悔しないためには、この高校選びが重要になるのは当然のことであります。

我が家も中学までは塾や通信指導は一切ナシで済みましたが、相当ハードルの高い大学の理工系を目指しているため、さすがにもう塾ナシというわけにはいきません。

そこで考えるのが

公立+塾 vs 私立

という比較になってくるわけです。

塾にかかる費用な相当なものでしょう。月謝に模試代、夏季講習、冬期講習?いちいちバカ高いです。また、場所によっては交通費も余計にかかるかもしれません。

費用の問題だけではありません。学校のあと、別の場所にある塾に通うエネルギーと時間、それに塾との相性が悪かった場合など諸々のことを考えると、面倒見のいい私立で塾要らずで全部お任せしたほうが楽なのでは?という考えも浮かんでくるわけです。

ただし一つ注意。

もちろん同じ「私立」でも学校のレベルやコースによっては、いずれ必要に迫られて通塾することになるでしょう。いくら「面倒見がいい」とはいえ、偏差値の低いコースではそれなりの指導しかしてくれませんし、そもそもカリキュラムが特進や特別選抜とは全く違いますから、ある程度いい大学へ進学したければ、やはり塾に通わなければなりません。

ですから、ここは大学受験指導をお任せできる学校の特進(特別選抜)コースに進学する場合、または大学のレベルや方向性にこだわらない場合のお話です。

【参考記事】
私立高校の学費-実際いくらかかるの?詳しく教えます。
私立高校-塾代もかかる!?そもそも塾へ行く必要があるのか?(姉妹サイト)

実際、周りの経験者の話でも「私立は補助金がスゴイから、公立で塾に通うなら私立でも費用はほとんど変わらないか、むしろ安く済む」といった感想が多く聞かれます。

もちろん私立の場合、一旦は高額な費用を負担しなければなりませんし、受けられる補助金の額も個々の事情によって違うので一概には言えませんが、こういったことを考えてみると、ある程度高いレベルの大学進学を目指すならば「私立=教育費がバカ高い」というイメージは払拭されるのではないでしょうか。


私立高校の補助金、いくら出る?

では、その補助金は一体いくら出るのでしょう?

ご家庭の世帯収入や子供の数などによって補助金の額は変わってきますから一概には言えませんが、まずはこちらをご覧ください。

埼玉県私立補助金

(クリックorタップで拡大)

自分の家庭はどこに当てはまるかな?という大まかな予測ができると思います。

ご覧の通り、世帯年収の目安「500万円」のラインを超えるか超えないか!?の差が大きいわけですが、これも子供の数などによって変わります。この表でいうところの500万円のラインを超えなければ初年度60万円、超えてしまうと35万円という差が庶民にとっては大きいと思います。

たとえば夫は会社員、妻はパート勤務となるとこの500万円のラインは超えてしまう可能性が高いと思われますが、これはあくまでも”年収の目安”であり、実際は市町村民税所得割額で判断されます。これはお子さんの数や住宅ローン控除など、年末調整でお馴染みの項目の内容によって控除されているため、それぞれのご家庭によって違ってきます。


公立か私立か?悩みに悩んだ結果

我が家の場合…

他の記事でも触れていますが、第一志望の国立が不合格になり、その時点で既に合格していた私立の特進コースは延納手続をしておいて、公立受験へと気持ちを切り替えることにしました。

…が、その公立高校が決して「行きたい」学校というわけではなく、偏差値・コース・場所という3つの条件のもとで許容範囲に入る選択肢がそこしかなかった、というのが本音でした。

【関連記事】
私立高校の出願から合格までと延納手続の流れ

ここに至り、いま一度、親子で落ち着いて話し合いました。3年後の大学受験、ひいては将来の夢実現へのプロセスを想像します。敢えて学費の件は考えに入れないことにして、改めて、これから受験予定の公立高校と既に合格している私立高校特進コースの進学指導方針や進学実績を比較検討してみました。

すると、どこからどう見ても、公立を選ぶ理由が見当たりませんでした。

ただでさえ受験予定の公立よりも既に合格している私立のほうが偏差値が高く、学校へ行ったときのイメージも圧倒的に良かったのです。大学進学実績などは比較にならないほど歴然とした差があります。

周囲の経験者、お友達、先生…いろんな方々のアドバイスも参考にしました。後悔しないよう、真剣に悩みました。そして最後は本人の意志を尊重して、公立高校の出願は取り消し、私立への進学を決めたのでした。

決して公立がダメというわけではありません。「行きたい」と思える学校ならば…そして通学時間など諸々の条件をクリアし、ご縁を頂けたなら、その学校がお子さんにとってベストな進学先といえるでしょう。ただ我が家の場合はこのような過程を経て私立進学という決断をしたという経験談に過ぎません。

どこの学校へ進学しても結局は本人の努力次第ですから、いくら面倒見のいい私立とはいえ、その環境を最大限に活かし、来たるべき大学受験へ向けて努力していかなければ、この苦渋の決断も無駄になってしまいます。そこは本人に何度も意志確認したうえで選択しましたし、今後も折に触れて話していこう思っています。


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