埼玉県民高校受験のツボ

どっしり構えて乗り越えるためのツボ

埼玉県の高校受験システムの流れと対策、費用を詳しく解説

「安全圏」も案外アテにならない公立高校選びのポイント

私たち親の時代は、地域によって違いああるものの、今よりは公立に合格しやすかったのではないかと…個人的には思っています。

しかし、四半世紀も経てば世の中も受験事情も様変わり。

イマドキの高校受験、少なくとも関東都市部では「公立高校はけっこう落ちる」ことを十分に想定して滑り止めを用意しておかなければなりません。

中学校のレベル格差と公立高校受験の落とし穴/h5>

同じ公立中学校であっても、その学力レベルにはかなりの差があるもの。

たとえば我が子の通ったA中学校は市中もでトップを争う学校で、偏差値70超えの生徒がザラにいる世界。

片や、隣接学区のB中学校はおそらく中~下のレベルで、偏差値50の生徒でも中の上くらい。聞くところによると、偏差値70は1人しかおらず、それで敵なし状態だとか。まず尺度が違う…笑っちゃうくらい違う…

塾でA中学校の生徒とB中学校の生徒が知り合い、互いの学校の定期テストを見せ合うと、その差は歴然なんだそうです。A中学校の生徒から見たB中学校のテスト問題は「ぜんっぜん違う!!」「簡単すぎてズルイ!」といいます。

驚くべきはその内申。A中学校で北辰偏差値65の生徒より、B中学校で北辰偏差値45~50の生徒のほうが内申は完全に上!という衝撃の事実がありました。これ、ホントの話。

考えてみれば、そうですよね…学校全体のレベルがまったく違うワケですから。しかし、この内申点が高校受験の点数の一部になるわけですから、どうしても不公平感は拭えません。

特に公立高校は内申の点数をみる割合が高いため、A中学校の生徒よりB中学校の生徒のほうが学力は上であっても、内申で圧倒的に不利なのです。

高校側もこの格差を多少は勘案して合否を決めているのでしょうが、それでも不公平なのは確かだという意見が多く聞かれます。上の例でいえばB中学校の生徒・保護者からは決して出ない感想ですが、不利を被っているA中学校の生徒・保護者には実感をもってわかること。


油断は禁物!合格可能性判定の危うさ

北辰テストだけでなく、学校で行われる公的テストでも、志望校の合格可能性判定が出されます。中学校は、偏差値と内申や部活動・資格検定など総合的にみて「ここだったら大丈夫だろう」というこう公立高校をアドバイスしてくれるのですが、「まず受かるだろう」と予想されていても、あっけなく不合格になることが少なくないのが公立です。

なぜそうなってしまうのでしょうか?

受験当日の体調が悪かったとか、解答の記入ミスとか、そういうことを除いてですよ。全力を出し切っても落ちるのはナゼなのか?

まず公立は、県立も市立も受験日が同じですから、県内の公立同士を併願受験することはできない、つまり1校しか受けられない。となると、どうしても公立へ!という子は「行きたい学校」よりも「受かる学校」へ流れるわけです。自分の実力よりレベルを下げて受験してくる。すると、その学校が実力ギリギリまたはやっと安全圏レベルの子は実力上位の子に押し出されて不合格になるわけですね。

しかし、あるレベルを超える高校は逆に敬遠されてポッカリ開いた穴に実力は足りないのに中学校のレベルが低いため有利に働いた内申点を武器にしてチャレンジ受験した子がポンと入れてしまうというマジックもあります。

それとは逆に、学力では余裕で合格圏なのに中学校のレベル格差による内申点の不利で不合格になるパターンも少なくないようです。不利を被っているほうにとっては切実な問題ですが、逆にそれで有利になって実力イマイチのチャレンジ受験にも関わらずまんまと合格できた側は、このジレンマの存在を理解することはないのでしょうね。

そこを実力で入ったと勘違いしたまま、実のところは内申点有利で実力不足の合格を勝ち取っても、実際に高校に入ってからが大変でしょうから、長い目でみれば一概にラッキーとも言えないでしょう。入学してみればわかります…。

…という事情があるので、レベルの高い(内申点が取りにくい)中学校では、公立を受けずに最初から私立狙いで実力に見合った高校へ進路を決める生徒の割合が高いように思います。あくまでも個人的感想ですが…。


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