埼玉県民高校受験のツボ

どっしり構えて乗り越えるためのツボ

埼玉県の高校受験システムの流れと対策、費用を詳しく解説

とにかく北辰テストを攻略して無駄なく受ける

埼玉県の公立中学3年生の大半が受験する北辰テスト。模試ではあるのですが、他社の模試と絶対的に違うのは受験する第一目的です。つまり、いずれこの結果をもって私立の志望校へ出向き、確約「保護者推薦」のOKをもらうために受けるわけです。ですから本番入試のための練習というよりは、私立高校に関してはこれこそが受験本番のようなもの。

そういう実態があるからには、私立志望者も公立志望者も、とりあえずこの北辰テストで目標以上の偏差値を取ることが重要になってくるわけで、北辰テスト対策≒受験対策といっても過言ではありません。

まぁ、県外の方々からはイロイロとツッコミ所やご批判もあるかもしれませんが、現実的にそうなっているわけなんです、はい。

ではその北辰テストをどう攻略するか。また、親にとってはいかに無駄な出費を省くか(ここ重要)、見ていきましょう。

北辰テストの過去問題集はお手頃価格

我が家では、とにかく少ない受験回数で確約「保護者推薦基準」を満たしてしまおう!という魂胆だったので、まずは北辰テストの問題の傾向を掴み、出題の形式や癖を把握することにしました。

そのために北辰図書から出版されている公式過去問題集「北辰のかこもん」の販売日を待ち構えて5科目すべて購入。コピーして冊子にし、毎回本番と全く同じ時間割で家庭内試験を行いました。

ページ数が少ないためか数学だけがちょっと安くなっていますが、1冊600~700円程度。全教科揃えても3,000円代という良心的な価格設定。それぞれ8回分の過去問と解答用紙が掲載されていて、英語のリスニング音声は北辰テストHPからダウンロード再生することができるようになっています。解答と詳しい解説、それに偏差値換算表つきで至れり尽くせり。塾を利用していないご家庭は是非これを購入して、問題形式に慣れさせることをオススメします。

もちろん日頃からの学習をちゃんとしてきていることが大前提ですが、この過去問セットを各回しっかり攻略してから受験すれば、本番でもそこそこの点数は取れると思います。

北辰テストの結果と判定ランク

では、北辰テストの結果はどのようなデータとして返却されるのか、見ていきましょう。

各教科名の下の数値は、上から平均点・自分の点数・偏差値となっています。この他、成績についてのコメント、3教科/5教科での順位もあります。

第4志望までの合格可能性判定をしてくれます。判定ランクは合格可能性の高いほうから

安全圏 【A3】【A2】【A1】
合格圏 【B3】【B2】【B1】
努力圏 【C3】【C2】【C1】
要検討 【D】

の計10段階になっています。

前年度の合格者平均偏差値(男女別)や志望者中の順位、偏差値分布、受験回ごとの判定の推移、その成績で受験できそうなレベルの高校など、あらゆるデータが掲載されています。

他社の模試と比較すると結果の送付までに時間がかかり、ちょっと遅く感じるかもしれませんが、送られてくるデータは必要十分な内容です。

しかし、やはり北辰テストは埼玉県の中学生向けに作成されているので解きやすい問題傾向になっていますし、なんといっても確約「保護者推薦」のために受験するわけですから、他社の模試よりも偏差値が高く出やすいようです。

したがって、他社の模試を受けてみたら北辰偏差値よりだいぶ低かった!(愕然)なんてことも珍しくありません。この点が確約「保護者推薦」対象外の高校を受験する際には逆にネックになるといいますか、データとして当てにならないところではあります。


いつから始めて何回受ければいいの?無駄なく受けるコツ

我が子は塾を利用したことがないので、とにかく自分で調べて判断して動くしかありません。そこで2年生の終盤から北辰テストHPをチェックしつつ、しばらくは受験せずに様子見をしていました。

あまり早くから受けても確約「保護者推薦基準」の対象資料にはなりませんし、受験人数が少ないうちは偏差値や合格率判定の信頼性も高くないわけです。それに、親としては受験料を節約したい!(重要)

【関連記事】
私立高校のいわゆる確約「保護者推薦基準」というもの

だからといってあまり初動が遅すぎても、いきなり満足な結果は出ないだろう…と考えていました。その頃はまだ「彩の国進学フェア」のチラシすら持っておらず、塾情報もないのでチンプンカンプン。

そこで、まずは確約「保護者推薦」についての情報をGoogle先生にお伺い。
それによると、どうやら確約「保護者推薦基準」の対象資料として使えるのは、早くても7月以降の北辰偏差値らしいことがわかりました。つまり6月までの結果がいくら良くても、その目的には使えないわけですね。

北辰テストは3年生になる直前の3月から受験でき、その後3年生になってから4月・6月・7月・9月・10月・11月・12月・1月の8回実施されていますが、全て受ける必要はないということになります。

対象となる北辰偏差値については学校によって違いがあり、たとえば「7月以降の北辰テストで偏差値〇〇以上を〇回分」というように具体的に提示してくれますが、その詳細は「彩の国進学フェア」の各学校ブースへ行って話を聞くまではわかりません(通塾していない&学校イベントに参加しない場合)。

とにかく、「使える」のは早くても7月以降の北辰結果だろうということは理解。そこで今度は、できるだけ無駄なく受験することを考えました。

必要なデータが「2回分」と踏んで、できるだけ手っ取り早く終わらせるには7月&9月で基準偏差値を超えればOK!でも、まず1回目は練習で受験して軽くウォーミングアップをしてから…
などと考えた結果、6月・7月・9月の3回を狙うという作戦でいくことにしました。

唯一調べた某私立高校の併願での確約「保護者推薦基準」偏差値が3科/5科のどちらかで64以上(少数第一位は四捨五入)×2回分ということだったので、とりあえず6月にウォーミングアップ受検。その後、狙い通りに7月・9月で偏差値64以上を出して条件クリア。個人的にはイマイチな結果でしたが、それ以上受験する必要はないと判断してストップ。受験料@4,600円(税込)×3回で計13,800円に抑えることができました。

もちろん、できるだけ試験慣れをしておくという意味では多数回受検するのも決して無駄ではありませんから、その辺りはご家庭の方針とご予算次第で。


北辰テストの疑問あれこれ

申し込み方法、会場

塾を利用していない場合は、早めに北辰テスト公式ウエブサイトで日程をチェックしておきましょう。申し込みはオンラインでも行えますし、その辺の書店でも受け付けています。通塾している場合は3年生になれば早くから半強制的に受けさせられるようです。

会場は自分で選択できません。どうやら同じ中学校の生徒は同じ会場で受けられるように配慮されているようですから、その都度、受検人数によって会場をて割り振っているのでしょうね。

使われる会場は各地の私立高校。南部地区なら都内の高校が会場になることも多々あります。いずれも駅から徒歩圏内でアクセスのよい会場ばかりという印象です(田舎のほうはわかりませんが)。子どもたちが受検しやすいように何かと配慮されている模試だと思います。さすが、埼玉の高校受験を牛耳っているだけあって(失礼っ)良心的で余裕の運営って感じです(笑)
高校に限らずですが私立の学校というのは他の模試や検定などでもよく会場貸出をしていますから、たとえば漢字検定で行ったことあるなんてことも珍しくありません。

時間、服装、持ち物

北辰テストは5科目を受けるわけですが、朝早めに始まってお昼ちょっと過ぎに終わるように設定されているため、お弁当要らず!時間も無駄になりませんし、親としてもお弁当を作ったり買わせたりする手間がなくて有難いです。

ですから持ち物は受検票・指定の筆記用具・上履きでOK!あとは必要なら交通費と、暑い時期は飲み物を持たせるだけ。スマホ類については持ち込みOK、会場内では電源を切ります。

服装とバッグについては中学校で指導がありますから、それに従えば間違いはありません。まぁ当然のことながら制服です。


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